Career Path — “From Communication to Creation”
私のキャリアは、一見バラバラに見える領域を横断しながら、実は一つの軸に収束しています。
それは、「人を理解し、言葉とデザインで行動を生み出すこと」。
その軸を確立するまでの道のりは、挑戦と発見の連続でした。
2013–2017｜大学時代 ― 言葉が持つ“力”を知った原点
イギリス文化・文学を学んだ4年間は、私の価値観を大きく形成した時間でした。
ゼミ長として約20名を束ね、研究発表や学内イベントを企画・運営する中で、議論を整理し、意図を言語化し、相手に届ける力が磨かれていきました。
卒業論文では、作品に込められたテーマや作者の思想を読み解き、それを読者の感情に届く形で再構築しました。その成果が最優秀賞という評価につながり、ここで初めて“言葉が人の心を動かす瞬間”を体験しました。
アルバイトでは、学生ながらケーキ屋の店長を任され、店舗運営・販売管理・スタッフ育成を担当。陳列方法を変えただけで商品が売れていく─その体験は、「表現には人の行動を変える力がある」ことを身体で理解した最初の出来事でした。
2017–2018｜英会話スクール運営 — “寄り添うコミュニケーション”の礎
初めての社会人経験は、英会話スクールの運営スタッフ。
顧客の目的・背景・感情に耳を傾けながら、最適な学習プランを提案する日々でした。
英語を学ぶ理由は人それぞれです。
「海外赴任を成功させたい」「昔諦めた夢に再挑戦したい」
その言葉の奥にある本音を掘り下げることで、誰もが前を向ける“言葉のスイッチ”を探す姿勢が培われました。
結果として、新卒同期の中でトップセールスを記録。この経験が、「人を理解し、未来への行動へ導く」という価値観を決定づけました。
2018｜ニュージーランド ワーキングホリデー ― 世界を体感し、発信する
その後、私は日本を飛び出し、ニュージーランドへ。
バックパッカーとして島を旅する中で、言葉も文化も違う人々と出会い、夜空の下で語り合い、知らない価値観の海に飛び込みました。
私の表現が、誰かの行動に直結する。その実感は、クリエイティブを仕事にする覚悟を決定的にしました。
2019–2020｜一般事務職 — “表現を支えるロジック”を手に入れる
帰国後は、事務・総務の現場に身を置きました。
データ分析、マニュアル作成、業務効率化。
感情とは対照的な領域で、情報を整理し構造化する思考を徹底的に鍛えられます。
ここで作成した社内向けチラシがきっかけで、「デザインは感覚ではなく、伝達のための構造だ」と気付き、表現の世界への扉が開いていきました。
2020–2021｜英語劇制作・広報 — 物語が人を動かす瞬間を目撃する
英語劇の制作・広報に携わった日々は、表現とオペレーションが融合する現場でした。
企画立案、演出サポート、SNS発信。すべてが“届けるための行動”に直結しています。
舞台の幕が上がり、観客の表情が変わっていく。
その空気を肌で感じたとき、私ははっきり理解しました。
「クリエイティブとは、感情を動かし、行動を変えるものである」と。
2021–2023｜洋菓子店の製造・販売・広報 ― 手のひらからブランドを生み出す
洋菓子店に転職し、販売から製造、パッケージデザイン、SNSまでを担当。
商品の世界観は、ロゴや包装紙、ショーケースの照明、言葉の選び方─細部の積み重ねで「ブランド」として立ち上がることを学びました。
並行して、職業訓練校とSHElikesでWebデザイン・マーケティングを体系的に学び、Illustrator／Photoshop／HTML／CSS／WordPressといった技術を習得。
クリエイティブが偶然ではなく必然で成立する構造を理解します。
2023–Present｜“行動を起こす設計”へ
現在は、
- SEOライティング
- Webサイト設計・デザイン・コーディング
- SNS戦略構築・運用
- MEO対策
- 動画・ロゴ制作
など、企画から実装・運用までを一貫して行っています。
私は、「きっかけ」をつくるクリエイターでありたい。
誰かの人生が、ほんの1ミリでも前に進む瞬間のために─そのためなら、学び続け、挑み続けることを惜しみません。
Values
私が大切にしている3つの言葉。
誠実に、ユーモアを持って、情熱を羅針盤に。
誠実さは信頼の根。
ユーモアは、どんな日常にも光を見出す視点。
そして情熱は、人生の舵を取る原動力。
変化を恐れず、ワクワクする方向へ。
“伝えること”を通して、誰かの心を少しでも明るくしたい。
それが、私のクリエイティブの使命です。